ワークキャンプ(タンザニア編)

こんにちは!


なおとです。


中耳炎のため8月に参加するはずであったタンザニアワークキャンプに参加できず、再チャレンジとして9月3日から二週間タンザニアワークキャンプに参加しました。


結論から言うと、あっという間に二週間が終わり、本当に参加して良かったなと思います。

 


メンバーは現地のタンザニア人のリーダーとフランス人1人、そして日本人が6人という国際色が弱めのワークキャンプでした。


主なワークキャンプ内容としては、毎日午前中に幼稚園へ行って先生のサポートをしました。


僕はもう一人の日本人とともに2.3歳の子どもたちのクラスで先生のサポートをしましたが、これが結構辛かったです。


大きく2つに分けて書いていこうと思います。

 


まず一つ目は、異国の地で現地の言葉も分からない中で、さらに2.3歳の子どもたちに対して僕にできることが見つけられませんでした。


英語は普段から少しずつ教わり、数字の勉強もしている。


そしてこれまでにも日本人のボランティアがたくさん来ているという状況の中で、僕だからできることは見つけられず、先生のサポートをしているだけになってしまいました。


日本では2.3歳を預かる保育園や幼稚園の先生は何を考え、子どもたちにはどういう思いを持って接しているのか気になりました。


そして、話ができる年代になるまでの子どもたちへの教育の難しさを痛感しました。

 


二つ目は、体罰についてです。


僕が訪れた幼稚園では一日に何度か先生が木の枝で子どもたちを叩いている場面を見かけました。


木の枝が子どもの身体に当たりパシンッという音や、その後聞こえてくる子どもたちの泣き声を聞くと胸が締め付けられました。


確かに子どもたちが言うことを聞かない、悪いことをするときに叩かれるのですが、日本では見られない光景なので少ししんどかったです。


しかし、その先生が教室からいなくなると教室内の秩序が乱れたり、叩かれることによって子どもたちに良い変化があることもありました。


体罰(限度がある)が絶対悪だとは思わない自分も確かにいました。


日本人メンバー内でも日本の現状と照らし合わせて何が良くて悪いかと話し合いました。


人それぞれの価値観で大きく意見が分かれるところだなと感じています。

 


他にも、
米のとぎ汁に砂糖をいれたような飲み物を飲んだり、
2.3歳ながら英語を話し始めてる子が大勢いたり、
何十回教えても“2”が書けない子がいたり、
寝るときはなぜかうつ伏せと決まっていたり
と少し面白い経験をすることができました。

 

日本人が多く、日本語ばかりを話してしまいフランス人と揉めてしまうこともありました。


それでも夜にカルチャーナイトといってお互いの文化を紹介する日などがあり、クイズやダンス、歌などで盛り上がりました。


ちなみに“PPAP”がバカみたいにウケました。

 


キャンプリーダーはとても優しく、責任感が強く、おもしろくて本当に恵まれました。


僕たちが喧嘩したときは仲裁に入ってくれたり、あらゆる場面で盛り上げてくれました。


日本のことも好きだと言ってくれ、僕たちが教えた日本語や文化をすぐに覚えてたくさん使って楽しませてくれました。


もう一度キャンプリーダーに会いたいと強く思います。


二週間のワークキャンプですが、とても濃くて書ききれないほどたくさんのことがありました。


最後に、僕たちを暖かく迎えてくれたホームファミリーなどの現地の人たち、僕たちを安全に楽しませてくれたキャンプリーダー、そしてワークキャンプメンバーに感謝したいです。


ありがとうございました。

 

9/16 記