外国に興味のない国、日本

こんにちは!


なおとです。

 


いきなりですが、SDGsを知っていますか?


SDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)とは、ミレニアム開発目標Millennium Development Goals:MDGs)に続く2016年から2030年までの国際目標です。


2015年9月25日から27日にかけてニューヨーク国連本部に161の加盟国の首脳が集まり開催された「国連持続可能な開発サミット」にて策定されました。保健や教育分野などのMDGsの残された課題や、近年の国際社会が直面しているグローバルな問題(世界経済危機・自然災害や気候変動・環境問題・伝染病・難民や紛争など)の対処のため、新たに17の開発目標・169項目のターゲットが掲げられています。
http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/

 


SDGsを知らない、もしくは聞いたことはあるけれどよく分からないという人が多いのではないでしょうか?


僕も聞いたことはあるけれど、内容を説明しろと言われてもできません。


今回ミャンマーに来て、仲良くなったミャンマー人の友だちにSDGsを知っているか?と聞かれて、簡単に話し合う時間がありました。


定められた目標の17つを全て見たときの正直な感想は、「もちろん日本は完璧ではないけれど、たいていの問題は解決されていたり、8割から日本にとってはあまり関係ないんじゃないかな」でした。


この感想が僕の頭に浮かんできたとき、自分でも正直驚きました。
なぜなら、僕は自分自身のことを国際問題に興味がある人だと思っていたからです。
日本には関係ないから、あまり深く考える必要はないんじゃないかなと少しでも思った自分にびっくりしました。


そして冷静にこのことについて考えてみました。


そして気づいたことが二つあります。

 


一つ目は「日本は恵まれている」ということです。


留学などに行ってきて現地の人と触れ合った人がよく政治や世界情勢の議論についていけなかったなどと言っている場面があると思います。
僕はこの話を聞くたびに、日本の若者はダメだなぁとか、世界の学生は凄いなと思っていました。


しかし、よく考えてみると意外とこの事実は当たり前なのかもしれません。
つまり、現在の日本では諸外国ほど自国に対して不満がなく、さらに近隣諸国の影響を受けにくいのだと思います。
もちろん0というわけではありませんが、比較的少ないからこそ政治にも国際情勢にも興味を持ちにくいのです。


つまり、日本人学生が世界中の学生と政治や国際情勢について議論できない最大の理由は自国が恵まれているということなのだと思います。

 


二つ目は「そうはいっても日本も厳しい状況にある』ということです。


一つ目と正反対のことを書くことになりますが、現在の日本が恵まれているからといって今後も安泰というわけではないです。
現在の日本に多くの課題があるのは周知の通りです。


その課題を解決しなければならず、諸外国に目を向けている余裕がないと言えるかもしれません。
アメリカやEU各国で自国ファーストの動きが強まる中、果たして日本はどういう道を進めばいいのでしょうか?
ほぼ単一民族であり、外国に対して目が向きにくい日本人はやはり国際問題に疎くなるのは仕方のないことなのかもしれません。


自分の中にこうした気づきがありました。


そして自国のことを一番に考えながらもグローバルな目線で諸外国と協力することは難しいのだなと改めて思いました。

 

5/27 記