ウユニ塩湖での観光
こんにちは!
なおとです。
1/14.15の2日間に渡ってウユニ塩湖へ行って来ました。
ウユニ塩湖といえば、数年前から日本で話題になっていますよね。
その大きな理由として個人的にはInstagramの存在があったのではないかと思っています。
ウユニ塩湖は間違いなくインスタ映えする写真が撮れるスポットだと思います。
昼間は天国のような、夕方は強烈な太陽の照り返しが、夜は満点の星空の鏡張りが、朝は神々しい光景を見ることができました。
そんなウユニ塩湖は僕の中で人生に一度は行っておきたい場所でした。
ウユニ塩湖の素晴らしさは僕がここで語るよりInstagramでウユニ塩湖を検索したほうが伝わると思います。
ちなみにこれが僕がInstagramです。
https://www.instagram.com/p/BeHTOQ5ncAH/
僕が語りたいことはウユニ塩湖に行って感じた2つの疑問です。
1つ目は入口付近の汚れです。
ウユニ塩湖へ着いたとき、無数の車が入口付近に止まっていました。
その車は泥道やガタガタな道の上走ってきた車です。
そんな車が1日に数百台もウユニ塩湖に乗り入れれば、綺麗なウユニ塩湖の水も汚れてしまいます。
さらに観光客でしょうか?
ゴミが落ちているところも見受けられました。
その様子を写真に撮ってきました。
みなさんが想像しているウユニ塩湖とはかけ離れていませんか?
ウユニ塩湖に訪れた人の何割がこのことに興味を示すのでしょうか?
世界でも有数の絶景を目の前にすると、それだけに集中が偏ってしまいます。
綺麗な、美しいものがあるときこそ、その逆にも目を向けてみるべきなのではないかなと僕は思います。
汚れているところを見ても解決できないかもしれません。
世の中には綺麗ものがあれば、必ずその裏には汚いものが存在します。
綺麗なものだけを見ていれば、それ以上何も考える必要がなく汚いもののことなどなかったことになります。
たとえ解決できないとしても、綺麗なものを見たときにこそ、その裏に目を向けて綺麗なものを見るの犠牲や反動、現実から逃げてはいけないと思います。
ウユニ塩湖は多数の観光客が来ることから、どんどん汚れていって10年後には綺麗な景色が見えなくなるとも言われています。
また他の新しい絶景を見つけるよという考え方もあると思いますが、それで片付けてしまって本当にいいのでしょうか?
2つ目はウユニ塩湖での過ごし方です。
ウユニ塩湖では僕たちも含めてですが、みんな写真を撮ることに必死になっています。
それもそのはず…
ウユニ塩湖の綺麗な写真を撮ってInstagramに投稿するまでがウユニ塩湖観光なのです。
例外なく僕もInstagramに投稿して、初めて100いいねをいただきました。
スマホやInstagram、一眼レフの普及によりこれまで以上に『写真を撮る』ことなしに観光は成立しません。
それ自体が悪いわけではありませんし、観光の一つの楽しみ方であることは間違いありません。
ただそれだけになってしまうのは悲しいです。
デジカメをなくした僕は写真を撮る機会が減りました。
すると自分の肉眼でしっかり見ようという想いが強くなりました。
そして、2つの考えが思い浮かびました。
1つ目はスマホでも一眼レフでも見ることができない景色があるということです。
スマホでは星空はほとんど写すことができません。
一眼レフでは撮れきれない微妙な色があるときもあります。
そして360°を見渡せる壮大な風景は360度カメラを使っても実際と同じようには見えません。
肉眼でしか見れない景色が必ず存在します。
2つ目は果たして数年後この光景を思い出せるのかということです。
今の時代、バックアップさえ取っておけば、いつどこでも撮った写真を見返すことができます。
しかし、本当に思い出せるでしょうか?
写真を見てあの時の写真を確認することはできます。
それは記憶しているのではなく、あくまで記録したものに過ぎません。
記録ではなく、記憶することできっともう一度同じ感動を味わうことができ、誰かに伝えるときもより感動を伝えられるのではないでしょうか?
写真を撮ることがダメなわけではありません。
肉眼で見る時間、そしてそれを記憶する時間も大切なのではないかと思ったのです。
ウユニ塩湖は、ただ綺麗な景色を見せてくれただけでなく、観光とはについても深く考えさせてくれる場所でした。
1/18 記