男女差別をなくすために

こんにちは!


なおとです。


今回は男女差別について書こうと思います。


男女差別を減らす、なくすためにどうすればいいのか僕の考えを紹介します。

 


端的にいうと、男女差別をなくすためには男女差別を主張しないことだと思います。 

 


詳しく説明していくと、現在の日本では憲法や法律、会社や学校でのルールの中で明らかに男女差別を示すような文言は少ないです。


男女差別の多くは決められたルール上ではなく、実社会において結果的に差別状態にあります。

 


例えば夫婦別姓の問題です。


法律上ではあるカップルが婚姻した場合、どちらかの姓を選ぶ必要があります。


しかし、現在の日本では95%以上のカップルが男性の姓を選んでいます。
ここに男女の差があるのは明らかです。


これに対して夫婦別姓という解決手段があります。
夫婦別姓の実現に対してたくさんの声が挙げられるなか、未だに実現していません。


一つ大きな理由として、この夫婦別姓の問題を男女差別として捉えていることがあげられると思います。


夫婦別姓を認めない側からすると、法律上どちらの姓を選んでもいいといっているのに対して、自分たちの意志で男性の姓を選んでいるだけで強制はしていないと反論することができます。


時代の流れとともに法律なども変えられていきますが、やはり法律を変えるには実情を訴えるだけではなく理論が必要です。


夫婦別姓を実現するためには、男女差別を持ち出すのではなく、婚姻届を出したカップルと事実婚にあるカップルとの不平等を訴えた方が、理論的には反論が難しいと思います。


姓は法律上どちらを選んでもいい自由があるのに対して、自分の意志で選んでいるじゃないかと反論されてしまいますが、婚姻の自由がある中で事実婚を選んだ際に婚姻届を出したカップルとの間に格差が生まれこれるのでおかしいとした方が良いと僕は思います。


憲法や法律は感情によって動かされるものでも、動かされるべきものでもありません。


ゆえにこの場合は男女差別とは違った視点で訴えることが重要だと考えます。


このように男女差別を是正するために男女差別を持ち出さないという考え方は一つ大切な見方だと思います。

 


もう一つ男女差別という言葉を持ち出さない方がいいと思う点があります。


それは今この日本社会は男社会だからです。


残念ながらこれは紛れもない事実だと思います。


各界のトップに立つ人物は男性であることが多く、その人が何事にも強い決定権を持っています。


そんな男性に対して、ここは男女差別だからルールや考え方を変えてくれと言っても積極的になってくれる可能性はそれほど高くないと思います。


男社会で勝ち上がってきた人にとっては男社会のままの方が生きやすいはずです。


ここでも男女差別を訴えるのではなく、ある女性を登用することへのメリットや男性だけで物事を進めていくデメリットを論理的に伝えていくべきだと思います。


世の中にある男女差別に目をつけてそれを是正しようとすると、どうしても感情的になりやすくなります。


しかし、何かを変えるとき、特に法律や昔からあるルールを変えるときには感情よりも理論が必要になります。


そのルールがあるのには理由があり、これまでそのルールの中でやってきているのです。
それに立ち向かうには、おかしいと思う点を的確に指摘し、論理的に説明することが大切です。

 


男女差別をなくすために、男女差別という概念から一度離れて考えてみるという見方をみなさんはどう思いますか?

 

6/15 記