ハプニング7
こんにちは!
なおとです。
クスコからボリビアの首都であるラパスへ移動したときにある二つのものに巻き込まれました。
一つ目はデモです。
これまで行く国は外務省の旅レジに登録しておいたこともあって海外でデモに遭遇することはありませんでした。
本当に小さなものは見たことがありましたが…
ラパスの中心街を歩いていると、大人数がこちらに向かって歩いてきます。
空砲もたくさん打ち、警察も周辺で警護していました。
焦った僕たちはとりあえず路地裏へと逃げました。
待機して10分ほどで通り過ぎたので、その後問題なく道を通って観光することができました。
二つ目はDakarです。
Dakarとは、世界三大レースに数えられる大規模なレースです。
ボリビアを含む数ヶ国間を自動車やバイク、トラックなどが走ります。
このDakarの影響で道が閉鎖されて通れないということがありました。
これくらいなら仕方がないで済みますが…
僕たちはこのDakarのせいで大きく予定を狂わされることになります。
ラパスからウユニへ向かうためにバスチケットを買おうとしたときのことです。
Dakarの影響でバスの時間が変更する可能性があると言われました。
電話で確認するから待ってくれと各ツアーデスクで言われるなどしましたが、確認済みの安全だと聞いていたバス会社のチケットを取ることができました。
バスの予約はできましたが、実際のチケットはターミナルのバス会社窓口で交換するとのことでした。
バスターミナルに20時までに着いていてくれと言われ、当日は19:20頃に到着しました。
しかし、バス会社の窓口は閉まっています。
とりあえず20時まで時間があるので夕飯を食べに行きました。
帰ってくると、バスターミナル自体が封鎖されています。
僕たちと同じような状況の人たちでターミナルの入口付近はごった返していました。
控えチケットを見せて無理やり中に入っていくと、バス会社の人がいました。
どうなっているんだと聞くものの、英語は全く話せないようで、とりあえず言われるがままについていくことに…
もう一度ターミナルの外に出ると、点呼のようなものを始めました。
友だちががんばってコミュニケーションを取ってくれた結果、12時にバスが来るというようなことが分かりました。
そのときは20:30です。
ターミナルの外で3時間半またされるということです。
気温は5℃です。
最初のほうはトランプをして暇つぶしをしたりしますが、やはり暇ですし、眠いですし何より寒い。
体調の優れないメンバーもいるなかただただ待ち続けました。
僕も後半はしりとりを誘われてもできる気力もなく、ただ付近を歩き回り続けました。
そして、12時。バスは来ません。
ホステルに泊まる選択肢もよぎり、バスを諦めようとも思いました。
そしてさらに祈ること1時間、バスが来ました。
僕たちは一緒に待っていた外国人とももに飛び上がり踊りました。笑
本当に嬉しくて安心しました。
そして無事に暖かいバスへと乗り込みウユニへ向かいました。
…がしかし、
朝6時頃、目が覚めるとバスは止まっていました。
休憩かなと思い、もう一眠りして1時間後に起きてみるとまだバスは止まっています。
そうなんです。
Dakarによる通行止めです。
いつ動くか分からない、状況が読めないなか、昼になりました。
結果的に動いたのは17:30でした。
約12時間の待機。
そしてウユニに着いたのは20:30。
当初の予定では朝の6時頃でした。
バスターミナルの待ちと通行止めによる待ちを合わせると、14時間以上の遅れになります。
寒さのなか本当に来るか分からないバスを待ち続ける、いつ動くか全く分からない状況で半日待機…
1人だったら気持ちが切れていたかもしれません。
こんな状況でもそれほど苦しまずに待てたのはこれまでの海外でのトラブル経験と、何より友だちが側にいてくれたからだと思います。
残りの旅ではもうハプニングが起きないことを祈って、そしてハプニングブログはこれが最後でありたいと思います。
1/18 記