なおと世界見聞録(コスタリカ編)

こんにちは!

 

なおとです。

 

今回は久しぶりの見聞録です。

 

 

僕がそもそもコスタリカという国に興味を持った理由は軍隊がない国ということを知ったからです。

 

数年前、安保法制の議論がされていたときに中米にコスタリカという軍隊のない国があり、それを参考にすべきだという意見を聞いたことがきっかけでした。

 

その後、ネットで調べてみたり、本を読むとさらに興味を持ちました。

 

コスタリカへ行く前のイメージは「軍隊なし、生物多様性、コーヒー、美人が多い」でした。

 

コスタリカで検索するとこのワードがよく出てきます。

 

 

それとともにコスタリカは幸せな国として有名です。

 

幸せな国といえば、ブータンや北欧の名前を聞くことが多いですが、このコスタリカも幸せな国として有名なのです。

 

日本人にとって物理的にも心理的にも遠いコスタリカですが、是非多くの人に知っていただきコスタリカという国について考えてもらいたいなと思います。

 


コスタリカは中米にあります。


中米の中では比較的安全な国とされています。

 

先進国ではありませんが、発展途上国とも言えないような国です。

 

多くの国民はカトリック教徒で、スペイン語を話します。

 

性格は非常に陽気で、夕方頃からレストランやお店は閉まっていき、夜になるとシャターが目立ちます。

 

生活水準自体は高いように感じましたが、家族や親戚との繋がりの強さは境が分からないくらいに自由で流動的でした。

 

 

コスタリカ特有の言葉に"Pura Vida"というものがあります。

 

Pura Vidaとは直訳すると純粋な人生という意味ですが、『最高、楽しもうぜ、いいね、適当に行こうぜ、笑っちゃうよ』みたいなイメージを含むものです。

 

コスタリカの人々はいつもどんな状況でもこの言葉を使ってその場を楽しみます。

 

僕も何かにつけてPura Vidaと言っていました。

 

コスタリカを語るのにこの言葉は欠かせません。

 

コスタリカの人々の考えや行動の軸になっているのだと僕は感じました。

 

とにかく楽しもうという気持ちが常にあるように思いました。

 

その心構えこそが幸せの国と言われる所以なのかもしれません。

 


僕の拙い英語で国ついての話をしたときのことです。

 

僕は国のプライドは何だと思う?と聞きました。
(聞き返されたので日本食だと僕は答えました。)

 

多くの人から自然溢れる生物多様性、軍隊がないという答えを聞くことができました。

 

政府が掲げていることに国民がしっかりとついていっているなと感じました。

 

そして僕が話した人はみんな今の政府や政治に何も文句がないと言っていました。

 

これは驚きました。

 

これまで訪れた国でそんな話を聞いたのはコスタリカブータンルワンダだけでした。

 

ネットで調べればそれぞれの国の問題点や課題は多く出てくるのですが、満足しているという人が一定数いるというのは驚きです。

 

僕はこのような国から学べることは多くあるのではないかと思います。

 

共通している点は歴史や他国から学んで、これまでの常識ではないところを目指しているということです。

 

そもそも国とは!というような定義から改めて考えた結果なのだと思います。

 


コスタリカは正直、それほど有名な観光地はありません。

 

強いていうなら珍しい動植物が生息していることくらいです。

 

おそらくコスタリカの人々は今後これ以上何かを積極的に作ろうと思っていないのではと思います。

 

今あるものをどう見せるか、どう使うかなのだ思います。

 

次から次へと新しいものを作って成長して喜ぶのではなく、今あるものを自分たちなりに精一杯楽しむことに重きを置いているのだと思います。

 

コスタリカの最大の魅力は人々の考え方なのでと確信しました。

 


僕には飲んで踊って歌ってというコスタリカラテンアメリカの文化はそれほど好きではありません。

 

コスタリカの考え方がそのまま日本に適応できるとは思いません。
(自分達が楽しむために他人に迷惑をかけることも多々あるなと感じたので)

 

ただ取り入れると面白いなと思う考えや制度が多くありました。

 

 

このブログではコスタリカの良いところばかりを書きましたが、僕が思う欠点もあければたくさんあります。

 

それも含めて日本人にとっては非常に興味深い国だと思います。

 

是非みなさんもコスタリカを感じて欲しいと思います。

 

往復10万円程度でいけると思うので…

 

12/25 記