サイボウズの魅力
こんにちは!
なおとです。
僕は10.11月とサンフランシスコに滞在しています。
その理由はkintoneという会社でインターンをさせてもらっているからです。
kintoneの親会社はサイボウズという日本のIT企業です。
グループウェア市場で国内トップシェアを誇り、最近では働き方において度々話題になる企業です。
先日は、日経新聞に「働き方改革に関するお詫び」という広告を出して大変話題になりました。
そんなサイボウズという会社の魅力について、僭越ながら書きたいと思います。
サイボウズといえば、最長6年の育児、介護休暇制度や育自分休暇制度、ウルトラワーク、選択制人事制度などが注目されます。
もちろん、このような制度は他の企業では見られないような素晴らしいものですが、僕はそういう制度を支えるための考え方が最大の魅力だと感じます。
特に僕が共感をしたのは多様性に対する考え方です。
うちの会社には多様性がないと考えるのではなく、“すでに多様なメンバーが集まっている”という考え方に強く共感しました。
これは僕が海外を旅していて感じることでもあります。
日本にいると、最近ではそうでもなくなってきましたが、外国人と触れあう機会がそれほど多くないと思います。
島国であることや民族がほぼ一つに近いような状態であるので、日本で過ごしていると同じような人たちばかりの集まりだと思ってしまいます。
特に海外へ行って、肌の色も言葉も体つきも全く違う人を目の当たりにするとなおさらです。
しかし、僕が海外で出会う外国人と日本人を比べたときに外国人が必ずしも自分と違う点が多く、日本人が同じだとは思いませんでした。
日本人であっても、出身地が近くても、自分とは全く違う生き方や考え方を持っている人がたくさんいます。
それを忘れて外国に行かないと多様性がないと少しでも思っていた自分が恥ずかしくなりました。
サイボウズでは、すでに多様なメンバーが集まっているという考え方ですが、それはどのようなグループにおいてもそうだと思います。
もちろん、その程度はありますし、例えば日本人グループに1人の外国人を入れるだけで大きく幅が広がることもあります。
ただ土台として、多様性がないと考えるのではなく、すでに多様で性が存在すると認識してみるだけで自分が学べることも多くなり、グループ全員の力が生かせるのではないかと思います。
そして、多様性において大切なことは『決しては自分との違いを全て受け入れることではなく、自分は相手とは違うんだと認識すること』だと思います。
自分と意見が異なる人物と話し合うときに「話し合えば分かり合える」ではなく、「自分とは違う」ということを確認するだけで、自然と相手のこと、自分のことが分かるようになるのではないでしょうか?
全てを受け入れることはできません。
しかし、あの人は自分とは違うと認識することはできるはずです。
僕はサイボウズで働く人の話を聞いていてそう思いました。
「多様性」の本質を鋭く突いている企業がサイボウズです。
10/23 記