働くについて改めて考えた

こんにちは!


なおとです。


突然ですが、みなさんは何のために働きますか?

 


1度見たことがあるのですが、改めて「LEADER2」というドラマを見てみました。


このドラマはトヨタ自動車をモデルにされた作品です。


戦前、欧州やアメリカなどの外車天国だった日本社会に国産自動車を普及させようと夢見る愛知佐一郎とそれを支える販売店の奮闘を描く熱い物語です。


当時、日本に国産車を走らせ一家に一台持つ時代が来ると語れば大笑いされ、そんなことはあり得ないと言われ続けました。


しかし、現在の日本ではトヨタを始めとする企業が国産車を作り、一家に一台が当たり前の時代になりました。


それどころか、これまで僕が訪れた全ての国で日本車が走っています。


日本車がこの世から消えれば、世界の自動車の八割はなくなるのではないかと思うほどに見渡す限り日本車です。


ドラマはフィクションではありますが、「国産自動車などあり得ない」と笑われた時代からたった70年ほどで世界の自動車は日本の自動車になりました。

 

 


僕はこのドラマを見て二つのことを思いました。

 


まずは働くということの捉え方です。


果てしない夢を達成するために、昼夜問わず働き、自分の時間はおろか結婚すらも成功するまではできないというシーンが描かれていました。


今の時代、こんな働き方は称賛されません。


確かに多くの人の犠牲(肉体的、精神的)があったと思います。


しかし、このような働き方なくして今の日本があったかと言われれば答えはNOだと思います。


日本が現在先進国になったこと、世界の至る所に日本の製品があることは“身を粉にして”働いたからこそあります。


そしてその当時の人が幸せでなかったかというと、本人ではないので分かりませんが、現在を生きる僕たちより幸せだったのではないかなと思います。


きっと働くということと夢を叶えることが同じだったからではないでしょうか?

 


もう一つは誰かを支えたいという想いです。

 

ドラマでは愛知佐一郎という人に惚れ込んだ社員や販売店の強い想いが描かれています。


何度も会社倒産の危機に直面する中で、愛知佐一郎を取り巻く人たちがそれを救います。


財政難による最大の危機を迎えたシーンで販売店同士で今後について話し合いをする場面があります。


自らも厳しい状況にあるにも関わらず、各販売店が出資をして会社を助けようという案に対して反対の声が上がるなか、一人がこのような発言をします。


「彼(愛知佐一郎)はこの国の50年先を照らすベッドライトだ。その明かりをこんなとこで消しちゃいけないんです。愛知佐一郎を殺しちゃいかん。」


ここまである人に対して強い想いが持てることに感動しました。


誰かを支えるために自ら犠牲になったり、大きな覚悟をすることは最近減ってきているのではないかなと思います。

 


今の日本があるのはここに書いた2つがあったからだと感じます。


笑われるような大きな夢を持って働いたこと、自分ではない誰かを必死になって支えたこと。


確かに時代は変わりました。


変えていかないといけないころは多々あると思いますが、僕が感じたような精神が日本を変えたことも事実だと思います。


働くことを考えたときに、賃金、労働時間、働きやすさ、やりがいをどうしても求めがちですが、

『自分の大きな夢、それがなければ大きな夢を追いかけている人を支える』

という視点があってもいいのじゃないかなと思います。


特に『誰かを支える』ということに関して僕は大きな可能性を感じています。

 

9/24 記