NOが言えなかった日本人

こんにちは!


なおとです。


日本人ってよくNOが言えないと言われていますよね。


僕は比較的言える人だと思っているのですが、今日はNOが言えないことがありました。


昼ご飯を食べ終えて、ホームステイ先の庭で休んでいると、ホストマザーがご機嫌に僕ともう一人の日本人の名前を呼んできました。


そして、僕たちの目の前にブレスレットを置きました。

 

そのブレスレットはなんと僕たちの名前入りでした。


僕たちは顔を見合わせてホストマザーからの粋なプレゼントに喜びました。

 


しかし…
僕たちが興奮して喜んでいると、ホストマザーがそのブレスレットを作ってくれた職人を呼んできました。


そして、ホストマザーは僕たちにこのブレスレットは“7000シリング”だと言いました。


プレゼントだと思っていた僕たちは冗談だと愛想笑いしてたのですが、その後もお金を請求されました。


7000シリング(約350円)ですし、結構綺麗に作られていて、一つ一つ手作りで、実際嬉しかったのでそれ自体に全く不満はないのですが、なにしろ順番が違うだろと思うのです。

 

僕たちに一言もなく、名前入りのブレスレットを持ってきて買えと言われても…


先に一言、「名前入りのブレスレットが7000シリングで買えるけど作ってもらう?」と伝えてくれれば、お願いしますと答えて気持ち良く買えたのです。


とても複雑な気持ちになりました。
名前入りのブレスレットは嬉しいし、確かに欲しいと思いました。


ただこのNOと言えない状況を作って買わせるのは少しばかり腹が立ちました。


安く良いものが買えたと考えれば、気持ち良くこのことを受け止めれるのですが、どうしても納得できないモヤモヤが残りました。


これはタンザニアでは普通のことなのでしょうか。

 


ブレスレット自体は気に入ったのでこれからの旅のお供にします。


9/12 記