「アリとキリギリス」から

こんにちは!


なおとです。


『アリとキリギリス』というお話は皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。

 


かいつまんでお話すると、


夏の間、アリは来るべき冬に備えて食料を懸命に集めていました。
キリギリスは歌ったり、踊ったりしながら毎日過ごしています。
キリギリスは働くアリを見てバカにします。
こんなに食料がたくさんあるのに、なぜしんどい思いをして働くのかと…
アリは今は食料があるけれど、冬になればなくなってしまう。
そのために今のうちから貯めているんだと答えます。
キリギリスはそんなアリの言葉を嘲笑い、働こうとはしませんでした。
そして、時は経ち夏も終わり秋が過ぎて冬になりました。
食料を蓄えていたアリは冬の間も食べるものに困らず過ごしています。
一方キリギリスは枯れ木しかなく、食べるものがなく困り果てます。
キリギリスはアリが食料を蓄えていたことを思い出し、アリの元へ行き分けてもらうようにお願いします。
アリは自分が懸命に働いていたことを馬鹿にし、散々遊んでいたキリギリスの頼みを断りました。

 


ここから得られる教訓は『今楽をして先のことを考えず好きなことだけをしていると、将来痛い目に遭う』ということです。


結末はアリがキリギリスに食べ物を分けてあげた、分けてあげなかったの2つがあり本によって違います。


皆さんがアリならどうしますか?ということを僕は聞ききたいです。


結果的に半分とは言わなくても、キリギリスに少しだけでも分けてあげるという人が多いのではないでしょうか?


現実世界にもこういうことって多くありますよね。
自分だけが頑張っていて、結果的に自分だけがいい結果が出ました、他の人はサボってたから知りませんなんてことはないですよね。
たいていの場合は手を差し伸べることになると思います。

 


大きく考えると、学生時代将来を見据えて頑張っている人と遊ぶことしか考えていない人がいるとします。


前者(アリ)の方はその努力が実を結んで、大金を手にします。
後者(キリギリス)は若い頃にサボっていた分、大人になってから働き口がなくお金がありません。


しかし、今の日本では累進課税制度などがあるので、前者から後者へお金が流れます。
前者からすると少し馬鹿馬鹿しい思いもあると思います。


世の中は複雑なので、アリとキリギリスのように単純化することはできません。


しかし、一つ一つの事象を考えてみるとアリとキリギリスのような事例は常に存在しています。


頑張りについて明確な指標がない、努力と成果の因果関係を説明しにくいなどの理由から現実には不可能ですが、個人的にはアリが報われ、キリギリスが報われない世の中になって欲しいなと思います。


ズラズラと書いてきましたが、今回のブログでは、どこまでアリはキリギリスを助けるべきなのかという皆さんの意見を聞いてみたくて書いてみました。


7/20 記