子どもたちを見て思ったこと

こんにちは!


なおとです。


ミャンマーワークキャンプではたくさんの子どもたちと関わる機会がありました。


この村での子供の割合が多いということ、言葉が話せなくても仲良くなれてしまうことの2つがあり、僕個人としても子どもたちと触れあう時間は楽しかったです。


子どもたちといると言語を覚えやすいというのは本当だなとも思いました。


大人とは違い、子どもたちは僕に根気強く(悪くいえば、しつこく)ミャンマーの言語を教えてくれました。


一度に複数人から話しかけられることもしばしば…
プライベートな時間がなくて子どもたちのしつこさに、何度かキレそうになりながらも多くの時間をともに共有して楽しみました。


そんな子どもたちを見て思ったことがありました。


思った以上に元気な子が多く、肌も手も歯も綺麗だったということです。
井戸水しかなく、24時間周りに虫が飛んでいて、みんな裸足で森や沼へと入っていくような環境で過ごしているとは思えませんでした。


僕は終始、お腹が痛くなったり、どこかが腫れたり、体に菌が入らないかなと心配していました。
子どもたちは生まれたときからこの生活をしているので、もちろんそんなことは考えません。


僕はこう考えました。


日本ではあれがダメ、これがダメと言われすぎて、子どもたちの成長を妨げているかもしれない。


僕がこのワークキャンプ中最も楽しかったことは、フットボールです。


このフットボールの何がおもしろかったかというと、コートのコンディションです。
スコールが止んだ直後にフットボールをやり始めたので、コートは完全な湖状態です。
もともとそのコートも畑なので、一面ガタガタしたぬかるみです。
もちろん、そんな状態でまともにフットボールができるはずなどなく、走れば転倒、ボールを蹴れば転倒、歩いているだけでも転倒するときがありました。
泥水が服にかかるだけでなく、容赦なく、口や目にも入ってきます。
僕としてはこのクレイジーさが楽しくて、無駄にスライディングをしまくっていました。
幼少期、水溜まりで遊んだ頃の思い出が蘇ってきて本当に楽しかったです。


今の日本ではどうでしょうか?


特に東京などの都市部で、子どもたちが水溜まりで遊んでいる姿を見れるでしょうか?
たいていの場合、親や先生に止めるように止められています。


汚いとか、周りの目とか諸々の理由でやめさせざるを得ないのです。
子どもの好奇心を潰してしまう可能性もあります。


他にも、
賞味期限の切れたものは食べさせない。
綺麗な場所にしか行かない。
頭のトレーニングも兼ねたような遊びばかりをさせる。
服を汚くして帰ってきたときに叱る。
下品なテレビを見せない。
教育上良くないと思った情報を与えない。


などなど子どものためを思った親の行動がありますが、時には成長を妨げることにもなると思います。


日本では考えられないような劣悪な環境で育っても、僕より肌も手も歯も綺麗な子どもはたくさんいます。


下品なものや社会の負の部分を見せなくても、いつか子どもはそれを知ります。
結果的に体が弱くなったり、アレルギーを持ったり、潔癖症になったり、自分とは違う変わった人を受け入れられなくなったりするのではないかなと思いました。


言葉としては悪いですが、基本的な考え方として、『子どもは飯を食べて寝てくそさえしてれば、勝手に大きくなって立派になる』と思います。


子どもの成長についても考えさせられる村での生活でした。

 

6/7 記